G7が終わりましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
岸田さんは「グローバルサウスとの連携が求められる」と仰って、グローバルサウス≒親ロシア派との関係性強化を唱え、外堀を埋めようと呼びかけました。
ロシアを非難する国連決議においてメディアは「賛成が圧倒的多数」と報じていますが、「グローバルサウス」およびアフリカの多くの国は決議を棄権しています。ロシアとの結びつきが強いからです。
そしてその多くは僕たちコーヒーラヴァーがよく知るコーヒー産地、エチオピア、タンザニア、カメルーン、ブルンジ、ウガンダなどなど。
アフリカ以外では中国、インド、キューバ、ボリビア、エルサルバドル、ラオス、ニカラグア、ベトナムなどが棄権しています。
これら「グローバルサウス」の国々がロシアに組みするのは、ロシアの後押しで植民地支配から独立したり、経済的に結びつきがあったりなどの歴史的経緯に根ざしています。
そんな数百年続くオセロのような陣取り合戦を、この機にひっくり返そうというのです。
現在のロシアの振る舞いはとても容認できないけど、そうした大国たちの思惑に「グローバルサウス」はいつまで振り回されなくてはいけないんだろう?
僕たちコーヒー屋にとって、グローバルサウスと呼ばれる国の人々は、お客さんと同じぐらい大切な人生のパートナーです。
その国々は資本主義経済における狩場ではない。安全保障上の要衝でもない。政治的ポジション取りや世界秩序というお題目のネタでもない。
そこにあるのは僕たちと変わらない、暮らしです。
人間がそこで生きてるという想像力を、偉い人たちはなぜ持てないのだろう。
コーヒーの配達をしながらモヤモヤ考えてたらカーステレオからボブ・マーリーが流れて泣きました。
"Stolen from Africa, brought to America"
そうはさせない。
美味しく焼いて、伝えますよ☕️
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