コーヒー豆を挽くときの細かさについて「どれぐらいの粗さで挽いたらいいの?」というお問い合わせが多いので、写真に撮ってみました。
これぐらいです。
分かりにくいですよね。
「細目」「中目」「粗目」などの表示を見かけると思いますが、実はコーヒー業界の中でも統一された基準というものはありません。
たとえばペーパードリップの場合、「グラニュー糖より少し大きいぐらい」というようなだいたいの目安はあるのですが、「0.3ミリ角」というような厳密なものではないので、ご質問には「これぐらいです」とお見せして確認してもらうしかないのが現状です。
コーヒーミルは必ず挽き目を調節できるようにできているので、荒くしてみたり細かくしてみたりしながら探っていくしかありません。
ますます分かりにくいですよね。
そこで、最短でお好みの味に近づける方法をご紹介します。
基本的に、
細目
→粒の表面積が大きくなるので成分が抽出されやすい・濃いめに出る・雑味も増える・どっしり味
粗目
→粒の表面積が小さくなるので成分が抽出されにくい・薄めに出る・雑味も少なくなる・さっぱり味
となるので、
「雑味が多くて飲みにくいなぁ」
→少し荒めに設定してみる
「薄くてもの足りない…」
→少し細かく設定してみる。
を繰り返してお好みの挽き目を探してみてください。
違う挽き目を試すときは大胆に変えてみて、行き過ぎた分を少し戻す、というのもポイントです。
抽出方法やお湯の温度、焙煎度合い、豆の種類によっても変わってくるので、その組み合わせは無限大とも言えるのですが、↑上記の基本を押さえていれば迷わず辿りつけると思います。
いろいろ試すのもまたコーヒーの楽しみ。
お好みの味を見つけてくださいね。